人生をやり直したい人達へ

逮捕、離婚、自己破産の経験あり。現在は複雑な気持ちでニートとなっています。私の経験が多くの人の正しく生きる材料になればと思いブログを始めました。

その14 小さな勝利 児ポでの逮捕、拘留か釈放か警察と検察の思惑通りにはいかなかった。

 検察での取り調べ後どうなるのかよくわからないまま3時を過ぎた頃、檻の中の待合室みたいな部屋へやっと警察官が入ってきて進展を告げられた。

「それじゃあ裁判所へ行きます。」

 結局11時頃に検察へ着て3時半までの間、1時間もしない取り調べ以外はこの待合室に座っていただけだった。

 もちろん今後も二度と逮捕されたくないと思うが、その理由は無駄に長く何度も同じことを確認する取り調べや、この検察での無駄な待ち時間等が地獄だからという理由もある。

 

 検察を出る時はまた裏口から専用のハイエースに乗る。運転席と助手席に1名と私の担当の留置の人が1名の計4人で裁判所へ出発した。裁判所は車で5分程度でつく。また長時間待たせられるのかなと思ったが、相手は公務員なので5時過ぎてまで長くはかからないんじゃないかとも思った。だとすれば残り1時間程度で今後10日間の自分の運命は決まるのかと思った。

 案の定裁判所はそんなに待たずに15分程度で呼び出された。待合室も検察のような檻の中ではなく面会室みたいなところでちょっとだけ待っていただけだった。

 マンガで読んだ知識だと、警察から検察へ書類が渡った時に被疑者を釈放した方がいいか、留置を続けてほしいかといった警察の意向も添えてあるはずだった。その際今回の様な身柄案件であればまず間違いなく10日間拘留の手続きをとるはずであった。さっさと取り調べをするのに、その都度呼び出すよりも留置所から空いた時間に引っ張ってきて調書を作った方が警察が仕事をしやすいからである。

 また、これもマンガの知識だが検察は警察からの意向をほぼそのまま通すようである。検察が裁判所へ対して拘留の請求を出せば、よっぽどの事が無い限り裁判所も拘留請求の方向で動くはずである。

 

 私は検察でこんなにも時間がかかっているのは拘留するかしないかで相当悩んでいるのかなと思っていた。

 

 裁判所の担当者から呼び出され裁判官(?)から言われたのは、検察では拘留を請求しているとの事であった。「やっぱり」と思いつつ、裁判官からは身元もしっかりしているので、裁判所としては拘留請求を却下してもいいと思っているとの意外な回答であった。

 

なんとここにきて弁護士が裏でがんばってくれていたようだった。

 釈放の条件として証拠の隠滅や流出などをしないような念書や、必ず連絡を取れるようにするといった念書を記入し、それでは裁判所としては釈放でいきますとの事であった。(ここで書いてるほどはっきりとは言ってないが)

 ただし、この後もう一度検察に持って行くので、そこでやはり拘留にしたいと言われれば最終的にどうなるかわからないとの事である。私は再度護送車に乗せられて検察へと向かった。時間はもう5時近くになっていた。

 検察へついたが私は護送車に乗ったままで、助手席の警察官が裁判所からの書類を持っていっただけだった。10分程度車の中で待っていると、検察の警察?みたいな人が出てきて「釈放の許可証?」みたいなよくわからない書類を見せられ、「何時何分、釈放します。」みたいな事を宣言され車の中で手錠を外された。

 

「そうか、これで一旦終わったのか。」と意外にも自分で安心してしまっていた。昨日の段階では、もうマスコミ報道もあったのだからこの後10日だろうが20日だろうが拘留されたって別にかまわないと思っていたのに…。

 

 また、その安堵感と同時に

「何故逮捕したのか」といった怒りのような感情もあった。

 

 裁判所は在宅事件で大丈夫と判断したのだが、果たして警察は逮捕状を請求する意味はあったのだろうか。多くの児童ポルノ事例では在宅のまま捜査が行われ、そのまま書類送検されるケースもあるのに、今回のように1度任意の聴取に応じ、その際に今後も積極的に取り調べに応じる意思表示をしたにもかかわらずである。

 とは言うものの、法律違反を行えば逮捕される可能性は必ずあるし、逮捕されればマスコミ報道もあるのはわかりきっていた事実。こうなるケースはある程度予測できていたので、それはそれで仕方のなかった事だと自分自身で納得していた。

 

 さらに、警察に対して拘留できなかった事実だけが私の中で小さな勝利として心の支えになった。

 

 その後、警察の護送車には乗れない事になるらしいので、検察まで警察署から迎えが来てくれた。警察での移動は気を使ってくれているのか、全てパトカーではなく覆面だった。5時半頃に警察署へ戻ると、留置所から私の荷物が箱に入って渡された。特に帰る準備をする部屋は無いそうなので、1Fの空き部屋で没収されていた持ち物の確認や着替えをし、その日は帰された。